気温0度〜3度の今日の長岡は雪と言うよりみぞれの天候です。霙(みぞれ)とは、雨と雪が混ざって降る気象現象だけに重い雪の一種になります。正月中は大荒れの予想もあったようですから、この程度なら許せる範囲です。元旦も降られなかっただけにこのままおとなしい気象で過ごせたらと願っています。今年の町場は小雪で結構ですから風神も雷神も静かに正月を過ごして欲しい。
お正月は何をなさいますか?昨今伝統行事や家庭での正月のあり方がお判りでない若者が多くなっています。家庭での伝承がなされないのか、呑んで喰ってして寝るだけ!では動物と何ら変わりはありません。人間の尊厳が失われようとしています。そもそも、お正月とは何でしょう?本来「正月」は1月の別称ですが、一般的には1月1日〜1月3日の「三が日」や、1月1日〜1月7日(地方によっては15日や20日まで)の「松の内」をさし、さらに1月15日(地方によっては20日)の「小正月」で一連の正月行事を終えます。
松の内というのはお正月の「松飾り」つけておく期間をいいます。そもそも「松の内」とは新年に際し歳神様を迎えるために道しるべとして門ごとに門松が置かれますがこの松飾りのある期間のことを「松の内」といいます。神様が鎮座するための場所は鏡餅ですね。昔から、元旦には「年神様(としがみさま)」という新年の神様が、1年の幸福をもたらすために各家庭に降臨するとされています。年神様は祖霊神であり、田の神、山の神でもあるため、子孫繁栄や五穀豊穣に深く関わり、人々に健康や幸福を授けるとされていて、「正月様」「歳徳神(としとくじん)」ともいいます。
道に迷わないよう門松しここが神聖な場所だと言うことで注連縄(しめなわ)をする。細く長くの長寿を祝う為の年越し蕎麦だったり色々な行事があります。初詣・お年玉・年賀状・七草粥・鏡開き・小正月・左義長、左義長とは1月15日の小正月に正月飾りや書き初めを燃やす行事で、その煙に乗って年神様が天上に帰ってゆくとされています。三毬杖(さぎちょう)という青竹で正月飾りを焼いたことに由来しますが、「どんど焼き」「とんど」とも呼ばれ、その火で焼いたお餅などを食べると無病息災で過ごせる、書き初めの火が高く上がると字が上達するなどと言われています。
一連の行事は神様に対して行われます。神様は神道だけと言うわけではありません。どこにも宿り、むしろ皆さん自身の心の中に住まわれている神のことなのかも知れません。この一年もいろいろ大変でしょうが、日本の伝統・文化を守り実行して行くことが大切なのです。素敵な素晴らしい年にするべく、またまた頑張りましょう。頑張っている方々は無理なさらずに頑張るのですよ。頑張ることが目標ではありません。努力することが大切なのです。今年もまたブログを宜しく拝読を賜りますようお願い申し上げます。(紅)
posted by 紅屋重正 at 09:58| 新潟 ☔|
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