2007年10月02日

木醂し(きざわし)

10月のお菓子をご紹介します。

木醂し(きざわし)

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枝先で熟して赤く実った柿の実のことをさす俳句の季語です。
オレンジ色のとろりとした衣が、本物の柿のようです。
一口食べると、中には真っ白なやわらかいお餅。
さらにその中には、やさしい甘さの黄味餡が入っています。

鉄瓶で沸かしたお湯でお抹茶を一服点てていただくと
ほぅっとしたゆったりした気持ちになります。

秋の夜長、いつもより少し丁寧に、日本茶を淹れてみませんか?

さて、紅屋のお菓子は、茶菓子。
一服のお茶を引き立たせるための、いわば脇役。
ほの暗いお茶室でも、季節を愛でていただけるような
華やかな色合いと、はっきりとした意匠ですが
あくまでも、味はお茶を邪魔しないで、
お茶の香り、深みを引き立たせるための存在です。

お茶席という静かな舞台で、名脇役になれるよう、
これからも美しいお菓子づくりに励んでいきたいと思います。(ユ)

posted by 紅屋重正 at 08:00| 新潟 ☁| お菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする