万物が清々しく明るく美しくなる時期が「清明」の頃と言われますが、今日は荒れる日なのでハズレでした。それでも穀雨までは全てが生き生きする時期であることに変わりはありません。春と言っても寒い時期が延び雪の融けるのが遅く、日の照り具合がよろしくないと意気消沈してしまいます。芽吹き新緑が際立たないと気持ちも明るくなりませんから、この時期から気分が変わる清明としたのでしょう。
寒い時期が長いこともあり、今年の長岡は火災が多いようです。ストーブ関連や火の不始末などから来る火災は自らが気をつければ起こさないで済むのですから注意が必要です。最近目立つのが孤独死や孤立死そして火災死です。それも防げるであろう事ばかりです。人との繋がりや絆が軽薄になったためでしょう。長岡は城下町であっただけに隣近所は今でも大切にしています。血は水よりも濃いと言いますが他人の方が絆が強い地域です。
繋がりや絆が昨今希薄になったのは、戦後の教育の問題が大きいです。集団から個への移行は自然と言えば自然ですが教育に集団的な行動や考えをさせない方向が強かったようです。日本人が集団的に行動することを嫌った勝戦国は日本と日本人の解体を望んだのです。それが教育として実を結んだだけ!その結果が現代の日本の日本人の姿なのです。それでも今日も清く明るく生きる日本人の多いことを願っています。(紅)
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