2020年02月08日

暮らしの歳時記「事」

今日の長岡は雪!寒さも厳しい冬の日となっています。昨日は朝方降ったが昼は青空で可笑しな日でありましたが、今日はまさしく雪国になっています。数cmの積雪とは言え雪国らしさが戻って来ました。今日は「事八日」の日。「事」とは、もともと祀りあるいは祭りを表す言葉で、コトノカミという神を祀るおまつりの日です。

そのおまつりが12月28日と2月8日の2回あり、「事八日」「事の日」などといわれました。「事」が始まるのを「事始め」、「事」が終わるのを「事納め」といいますが、実は、コトノカミが「年神様」か「田の神様」かで、事始めと事納めの時期が逆転します。農家ではコトノカミは田の神様なので、12月28日に作業を締めくくり、お正月の準備を始めました。

これが「事納め」で、年が明けた2月8日を「事始め」といい、農作業を開始しました。また、コトノカミである年神様を迎えるために正月準備を始めるので12月28日を「事始め」、2月8日を「事納め」とする地方もあります。「事」を何ととらえるかによって、一方の始まりの日はまた一方の終わりの日になるわけです。

事八日には「針供養」が行われますが、地方や社寺によっては12月8日に針供養を行うところもあります。古くなった針や、折れたり曲がったりした針、さびた針などを豆腐やこんにゃくなどに刺して供養し、裁縫の上達を願います。また、里芋、大根、にんじん、ごぼう、こんにゃく、小豆などを入れた「お事汁」を食べ、無病息災を願う風習もあります。栄養豊富なお事汁は、寒い季節に体の芯から温まる伝統の健康長寿食といえます。(紅)
posted by 紅屋重正 at 13:59| 新潟 ☔| 最新情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする